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イヤな感じの参院選

 何ともいぶかしく、そしてイヤな思いが拭えない今回の参院選だ。

 テレビで頻繁に自民党のCMが流れるかと思うと、ネットの広告でも同じ物が顔

を覗かせるなど、自民党が安倍首相を看板にしてPRに躍起になっているが、その

頻度やなりふり構わない様子が異常のように思われるからだ。

 聴くところでは、参院選での演説用資料して活用してほしいと、野党やメディア

を攻撃する内容が書かれた本を政党本部が各議員事務所に配布したという。

 その内容は、自民党の中堅衆院議員が「悪意に満ちすぎている。公党がこんなも

のを教育用に配るなんてあってはならない」と洩らすほど、下品で稚拙なものだと

報じられている。

 想像するに、ただ単に野党や対立するメディアを攻撃し、貶めることを目的に作

られた本なのであろう。

 だが、他者を非難し、攻撃し、貶め、あざ笑うかのようなキャンペーンをするの

が選挙運動の姿なのだろうか。

 堂々と論陣を張り、自らの主張を展開しするのが本来の選挙運動のはずだ。

 圧倒的多数を誇り、大きな力を有している与党が、勢力の弱い野党を子どもじみ

たやり方で見下すような、そしてみんなで取り囲んで弱い者を嘲笑するかのように

攻撃する姿勢は、「いじめ」を彷彿とさせる卑劣なものでしかあるまい。

 何とも政権与党の不寛容な態度、品下がる姿ばかりが目につく選挙だ。
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