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自身を見直す契機に

 先日(2011/02/19)の読売新聞に次のような記事を見つけた。
 GDPで世界3位に落ちた日本について、中国とシンガポールの新聞がまるでエールを送ってくれているような内容の記事を掲載していることを紹介した記事だ。
それぞれの記事は次のようなものだ。
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◇まだ多くの学ぶ点がある(中国)
 中国が国内総生産(GDP)で日本を抜いて世界第2位になったことを受け、中国共産党機関紙・人民日報(16日付)は「今こそ日本の発展方法を見つめ直そう」と呼びかけ、日本のような社会傑障制度の整備を提案する評論員論文を掲載した。
 「日本のもう一つの側面」と題する論文は、日本の高度経済成長を「一つの奇跡」と評価し、「奇跡のもう一つの側面は、社会保障の体系も即座に整備したこと」と指摘。「金融危機の影響を、他の先進国より長く受けている日本が再起不能に陥っていないのは社会保障制度を完成させたためだ」と分析した。そのうえで、「日本にはまだ多くの学ぶ点がある。学ぶ精神を変えてはならない」と訴えた。
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◇尊敬され続ける国(シンガポール)
「日本人はくじけてはならない」
 シンガポールの有力紙ストレーツ・タイムズ(17日付)は、日本が技術革新を続け、優れた製品やサービスを生み続ける限り、「今後もずっと尊敬される国であり続ける」との東京特派員のコラムを掲載した。
 コラムでは、「GDPの順位だけで国の全体像は語れない」と指摘した上で、世界の音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞を日本人4人が同時受賞したことに触れ、「音楽でも経済でも日本はこれからも見限られることはない」と評価した。
 そして「世界レベルの成果」を生む要因として、勤勉さや仕事への誇り、秩序感覚など数字では表せない日本の国民性をあげた。
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 GDPがその国の質をどこまで正当に評価できるかどうかはわからないが、ここに紹介した記事のように他国が見ているということに日本国民は改めて誇りを持ち、その誇りに違わない生き方をめざすことを銘記すべきであろう。
 とりわけ日本人が忘れがちな「勤勉さや仕事への誇り、秩序感覚」など、改めて自覚させてくれそうな言葉の数々に自らを省み、ますます姿勢を正しくする勇気を持たなければなるまい。そうできてはじめて「壊れかけている日本」を救う余地が生まれるというものであろう。
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