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怖い思い [日記]

新大阪から神戸に向かおうとJR改札をめざした。9時をまわっていたせいか土曜日だというのに駅は混雑していた。朝なので私もまだ元気だ。ガッガッと靴音も高く速足で切符売り場に向かう。三の宮まで520円か、などとつぶやきながら自動販売機に1000円を挿入。
15番線ホームに降りてみると、間に合わないだろうと諦めていた9時25分発の新快速が到着したところだった。
よかったと思い、並ぶ人数の少なさそうな場所を探す。
なぜよかったと思ったかというと新快速なら三の宮までたった22分しかかからないからだ。どうやら走っている電車の中では最速のようなのだ。
電車が混雑していて乗り込むのに苦労し、ラッシュアワーの山の手線に乗っているようで、大阪駅に着くまでは痴漢と間違われなければよいがと内心ヒヤヒヤしたり、これで20分以上立ち続けるのは辛いなと思ったのであるが、大阪でほとんどの人が降りてしまった。
やれやれとシートに腰をおろしてからふと気が付いた。
この電車はJR西日本だ。しかも途中「尼崎」を通るのだ。路線は違うとはいえ例のあの大事故が起きた付近を通過する同じ会社の電車だ。そう気が付いたとたん一気に緊張が高まる。そう言えば心なしかスピードが早い。まるで特急並のスピードが出ているように思われる。いやいや「心なしか」などという生やさしいものではない。本当に速いのだ。まさか運転士が居眠り?大丈夫か?しっかり運転してくれと祈るような気持ちで窓外を流れるように飛び過ぎて行く景色を緊張しながら呆然と眺める。ちょっと乱暴じゃないかと思えるほどのスピードだ。しまった、新快速などに乗らずに鈍行にしておけばよかったと思っても後の祭。何だか気分が悪い。できることならもう降りたい。体質に合わないのに、怖いもの見たさでジェットコースターに乗ってしまった時の後悔に似た気分。何だかますますスピードが増して行くようで目さえ回ってきた。関西の人は毎日こんなスリルを味わいながら電車に乗っているのだろうか。ここで死ぬのはたまらないなと思っているうちに、いつの間にか三の宮に着いてしまった。命拾いをしたかのような気分の土曜の朝だった。


久しぶりに神戸を訪ねた [日記]

久しぶりに神戸の町をぶらついた。久しぶりどころではない。考えて見れば17年ぶり。ということは2昔前の話。
もちろん震災前のことで、賑わいのある美しい神戸の姿しか知らない私は、震災の報に接したとき、心底残念で悲しい思いでニュースを見たことを鮮明に覚えている。
今回神戸を訪れるに際しても、どのように変わってしまったかを心のどこかで心配していた。
ところが、異人街も三の宮も元町も南京町も以前と変わりない賑やかで活気ある姿でそこにあったので、少なからずほっとした。神戸は以前にも増して美しくおしゃれな町として完全に復興したかのようである。
三の宮の淳久堂(ジュンク堂)も元町のヤマハも、元町ガード下の商店街も昔の雰囲気そのままにそこにあったのである。まるで震災などなかったかのようである。
今夜はルミナリエを見学にいくつもり。鎮魂と復興の願いはよそものの私が見る限りかなえられつつあるように見受けられた。


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電子書籍出版 [日記]


でじたる書房から電子書籍『みんなで考えよう 教育のこと』というエッセイ集を出版した。PDFで出版できると言うことなので挑戦してみたが、これなら誰でも書籍を出版できるのではないかと思えるほど簡単にできた。
校正も何もかも自分だけでしなければならないので、心配な面はあるにしても執筆から出版までの期間も短期間でできるので、これはお薦めである。
以下、宣伝。
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下記のURLで宣伝文や抜粋などをご覧いただけます。
もし、お気に召したらダウンロードしてご購入ください。よろしくお願い致します。
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CD作成に立ち会う [日記]

30年も前に担任した生徒たちは社会で大いに活躍中である。当然のことなのに、そうした彼らの姿に接すると、いつの間にか長い年月を経てしまったものだと今更ながら実感させられる。そうした教え子の中の一人が作詞・作曲をし、CDにして出すという。地元霞ヶ浦湖畔を走るローカル線「関東鉄道鹿島線」の車窓から見える風景をモチーフに作曲したものだそうだ。CDを作成するにあたって、私にそのオケ伴制作の依頼を受けた。教え子の頼みとあっては張り切らざるを得ない。さらにこの曲を歌う女性歌手を誰か紹介してくれと言う。そこで、義理の妹を紹介し、3月に東京のスタジオでの録音に立ち会ってきた。なかなかに興味深い録音風景で、おもしろい体験ができた。そんなこんなで先頃出来上がってきたのが写真のCD。CDのラベルに歌手が二人写っているが、男性歌手は他の曲を歌っている方である。


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アマリリスが咲いた [日記]

先月買ってきたアマリリスがようやく咲いた。小学校で「みんなできこう、楽しいオルゴールを・・・」と歌ったあのアマリリスである。そんなわけで名前には小さい頃から親しんでいたにもかかわらず、実際に咲いているのを見たことはなかったので、花が咲くまで至極楽しみであった。こんなに大きな花だとは思わなかった。また花の世話も温かい場所に置いておくことといったすこぶるつきの簡単さでちょっと拍子抜けする程度の花。我が家のアマリリスは「ビバルディ」という種類だそうだ。名前につられて衝動買いしたしろものである。


唐招提寺展、こぶ平兄弟会 [日記]

上野の国立博物館で公開されている「唐招提寺展」が今日で終了した。昨日は、有楽町のよみうりホールで行われた「林家こぶ平兄弟会」の高座を聴きに行く予定があったので、途中上野に立ち寄って終了間際の「唐招提寺展」を見学。終了間際の土曜日、しかも好天に恵まれたことも手伝ってか会場は大勢の人出。それでも、国宝の廬舎那仏や鑑真和上像を間近で拝することができ、家内共々感動。

 さて、「林家こぶ平兄弟会」では、やはり春風亭小朝が大いに会場を沸かせる。もちろん、林家正蔵襲名を間近に控えたこぶ平も秀逸。古典のうまさはさすがと思わせるものがある。来週は、上野から浅草まで襲名披露のパレードが予定されているという。正蔵の名をさらに大きくするのではないかと期待を抱かせられた。


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